株式マーケット展望

◆マーケット展望

4月末の動き
外国人の売り 1500億
信託銀行の売り 250億
個人投資家の売り 2500億

株式は外人売る、年金売る、個人売る。
先週は皆が売っている状態です。皆が弱気になっています。
とりあえず一回売っておこうというかたちです。

しかし、外人は1500億、現物株を売って、先物を1300億買い。
TOPIXを2700億買っています。
現物を売って、先物を買っている状態です。

もう一つは日銀のETFの買いですね。個別の銘柄の話ではありません。
指数に連動するものですね。TOPIX連動と日経225連動です。

株が午前中下がると午後から720億買っています。
日銀は損する、得するとかいう話ではないですね。
とにかく機械的に買っています。

今は残高が20超円を超えています。
日銀が買い上がっていくので自動的に評価益になりますが、
何かの弾みで下がったら大変ですね。

北が話が違うとか行ってミサイル撃ってきたら、
エライコッチャですよ。
とんでもない評価損がでます。

政府は持っている株の評価が取得価格より3割下がれば、
穴埋めしないといけません。
どこからか、お金を集めてこないといけないということです。

普通なら増資をしてお金を集めますが、
ファイナンスは物理的にできないですね。

財務省に「10兆円程お金出してよ」と言っても
今は財務省も叩かれていますから
「10兆もだせるかよ」って感じです。

じゃあ、消費税上げるかとなるでしょうね。
自分の腹が痛まないので。
文章改ざんする?それがどうしたの。って感じです。

このような状況もあるかもしれませんね。

さて、マーケットではトヨタの決算が出て、
30兆の売り上げに対して、利益が2兆。想定為替レート105円。
かなりいい感じです。

ただ、トヨタの社長は決算のことよりも、
これから先、電気自動車にかわっていくのか。
そして、トヨタがリーダーになれるのかの方が関心が高そうです。

為替の動きを見ますと、
為替は世界の為替の動きの9割型がシカゴの投機筋の動きで決まります。
今は円高から円安に転換しそうな状況ですが、プロは方向感が読みにくい展開です。

今は為替が分岐点に来ています。
米国の利回りが3パーセントなら、国債の方が安全。
一年に3パーセントの金利がもらえます。

一方、3パーセント以上成長する会社があるなら、
株の方がいいよねとなります。なので分岐点と言えます。
ここからはパウエルさんの腕の見せどころです。

また、石油に関しては、イランの問題もあり、WDI
は70ドルまで上げています。今後、76ドルを目指して上昇するでしょう。

ここで重要なことは、原油と為替はセットで見ないといけません。
石油価格が上がれば、石油を売って生計を立てている国、サウジアラビアなどは
ドルで売り買いするので、石油が上がるとドルは売られやすくなります。
すなわち円高になります。

NYダウは三角保ち合いをうわ抜けたので、
上に行く可能性が高いです。
ナスダックも同様です。

日経平均はどちらにでも動ける
状況です。

上記のような動きを想定してマーケットを見れば、
また違った見方があるかもしれません。